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2009年8月

UA 中国 拷問の恐れ(期限2009年9月8日)

中国で法輪功信者の弁護士であった王永航Wang Yonghangが、拘禁され、さらに拷問や虐待を受ける恐れがある。
中国には14万人の弁護士がいるが、たとえば非合法な宗教結社とされる法輪功信者の弁護を引き受けるような、人権侵害ケースの弁護をする危険を冒す弁護士はほとんどいない。免許剥奪・投獄という目にあうためである。
王は免許を更新されず、尾行警官に事件から手を引くよう言われていた。

7月4日、20人の私服警官がきて夫妻は拘禁センターに連行された。礼状無しに家宅捜索、パソコンなどが押収された。
釈放された妻は、夫が大連市警拘禁センターにいることをつきとめたが、彼女も、弁護士も彼に面会できていない。

対象者:王永航 Wang Yonghang 人権擁護弁護士
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2563

要請内容;
王永航を即時無条件に釈放してください。彼が拷問や虐待を受けないよう、家族や彼が選んだ弁護士にあえるよう、必要な医療を受けられるようしてください。国連人権擁護家に関する宣言に沿うように恣意的な拘禁、投獄、脅迫を恐れることなく、すべての人権擁護活動家が平和的な活動をできるよう保障する効果的な措置をとってくださいますように。

宛先:遼寧省公安庁長 李文喜
LI Wenxi Tingzhang
Liaoningsheng Gong'anting
2 Qishan Zhonglu
Huangguqu
Shenyangshi 110032
Liaoningsheng
People's Republic of China

(日付       )
Dear Director,
I’m writing to you to express my deep concern for Wang Yonghang, who has been held incommunicado since 4 July and reportedly beaten during interrogation.
I respectfully urge you, on humanitarian grounds, to release Wang Yonghang immediately and unconditionally, to guarantee that he will not be tortured or otherwise ill-treated, and to ensure that he has immediate access to legal assistance of his choice, his family and any medical treatment that he may require.
Sincerely yours,
(あなたの署名   )

8月17日メールが戻ってきたので、宛先をかえました。

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ポスト北京五輪 一年後、人権状況のゆくえ

北京オリンピックキャンペーンで人権尊重のスタンプ署名集めをしてから、早いもので1年です。オリンピック開催決定の時した人権状況進展の約束とは裏腹に、かえって厳しい規制や弾圧が行われました。

今年は天安門事件20周年で、今も公に語ると迫害される状況の改善を訴えようと、バラの署名アクションをしました。その上に今年は建国60年、チベット蜂起50年でもあります。

たびたび要請はがきを書いてきたチベットやウィグルや人権擁護活動家への締め付け強化が懸念されます。

詳しくは→http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2580

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UA コンゴ共和国(DRC)良心の囚人(期限2009年9月10日)

コンゴ共和国のシンコロブエは1945年日本に投下された原子爆弾に使用されたウランの産地である。
そこは政府によって安全保障と公共の安全のため閉鎖されたはずだった。

そのウラン鉱山を、軍人と公務員(政府)が関って違法採掘していると、またフランスのAREVAがコンゴ共和国のウラン探査と採掘権を獲得した経緯が不透明であるというレポートが出た。
レポートを出したのは、アフリカ人権擁護協会(ASADHO)カタンガ。

ASADHO/カタンガ代表がゴールデン・ミサビコで、7月24日諜報機関によって逮捕された。
7月29日、カタンガ県ルブンバシ高等裁判所は拘留延長を認め、「国家の安全を脅かした」罪、そして「名誉毀損」罪での裁判の可能性に言及した。
保釈も却下された。

対象者: ゴールデン・ミサビコ(男性) 人権擁護活動家 http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2574

宛先: カビラ大統領President Kabila
E-mail: presipp@yahoo.fr

要請内容:
良心の囚人であり、単に彼の合法的な人権活動を理由に拘禁されているゴールデン・ミサビコの即時無条件釈放を求めます。
ゴールデン・ミサビコの拘禁状況の改善を直ちに保証するように要請します。

Dear President,
I am writing to express my deep concern about Golden Misabiko, President of the Association Africaine de défense des Droits de l'Homme in Katanga province (ASADHO/Katanga), was arrested on 24 July by the intelligence services in the provincial capital, Lubumbashi.
I demand the immediate and unconditional release of Golden Misabiko, as he is a prisoner of conscience, detained solely for his lawful human rights work.
I ask you to ensure urgently that Golden Misabiko’s conditions of detention are improved.
Sincerely yours,

(あなたの署名)

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2009年7月27日原田正治さんを囲んで

7月27日アムネスティ大阪事務所に原田正治さんを招いてお話をお聞きしました。

2年前に設立された Ocean -被害者と加害者との出会いを考える会- の活動を中心に、米国の「人権のための殺人被害者遺族の会 -MVFHR-」や、日本の「被害者加害者対話(VOM)支援センター」との関わりから、最近話題の刑事裁判における「被害者参加制度」、また5月に始まった裁判員制度に対する疑問や批判など、原田さんから率直な考え方を聞くことができました。

原田さんは、Oceanの活動では、加害者が被害者やその遺族と出会うことに意味があると考えていること、そこから何かが始まることを信じて、「出会い」を考えていきたい。「死刑制度の廃止」は会の目標とせず、さまざまな考え方を持つ被害者遺族がいることを、皆さんに知ってもらう活動などに重点をおくと話されました。

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原田さんと親しいアムネスティ死刑廃止ネットワークセンターの面々もほとんど初めて聞く内容でしたので、非常に興味深い話題となりました。

短い時間でしたので、原田さんの真意を理解できたかどうかは分かりませんが、11月21日(土)には岡山で坂上香さんを招いてOceanの被害者と加害者との出会いを考える会が企画されていますので、引き続き関心を持ちながらできる範囲で支援していきたいと思います。
ICIRO.M 
2009年8月2日 (日)

「Ocean -被害者と加害者との出会いを考える会-」のHPは → http://www.ocean-ocean.jp/index.html

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原田正治さんのお話を聞いて

7月27日(月)19時からアムネスティ大阪事務所で「Ocean ‐被害者と加害者との出会いを考える会‐」の代表の原田正治さんのお話をききました。
私が「かなり前ですが奈良グループの人権セミナーで原田さんのお話を聞いたことありますと話をしたら、原田さんは「(会場は)奈良の商店街のなかの教会の横でしたね」とお忙しいのに人権セミナーのことを覚えていらっしゃいました。

原田正治さんは1983年半田保険金殺人事件で弟を亡くされた犯罪被害者の遺族です。
27日はOceanのお話が中心で、「被害者と加害者との出会いを考える」といっても、強制的な出会いをさせるのではなく、被害者や加害者が出会いを希望して相手がOKした場合にのみ橋渡しのお手伝いをしたい、というところが印象に残りました。
月曜日の夜ということもあり参加者は少なかったですが約2時間ぜいたくな時間を過ごせました。(小谷)

7・27「原田正治さんのお話を聞く会」@アムネスティ大阪事務所は、原田さんが関西の講演会にいらした機会を捉えて持たれました。

2002年11月24日(日)アムネスティ奈良グループ主催 人権セミナー「死刑廃止を考える 被害者の兄 原田正治さんに聞く」で、怒りと拒絶からあってみようと思うまでの事件後の心の動き、死刑囚との制限された交流。死刑執行後も続く苦しみ、それをだれもサポートしてくれなかったこと、遺族の感情をという言葉に反して、原田さんの生きて償ってほしいという願いは司法当局には聞き入れられなかったこと、もちろん死刑を望む遺族もいて、いろいろであること。家族にも賛成されない立場、など語ってくださいました。

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Ocean―被害者と加害者との出会いを考える会―とは

人権のための遺族の会「MVFHR」http://murdervictimsfamilies.org/(米国)と被害者と加害者の出会いを考える会「Ocean」http://www.ocean-ocean.jp/(日本)のHPを紹介します。

「Ocean」のパンフレットより
Ocean―被害者と加害者との出会いを考える会―とは
      
2004年12月10日、国際人権デーに、米国で「人権のための殺人被害者遺族の会『MURDER VICTIMS'FAMILES FOR HUMAN RIGHTS(MVFHR)』という国際NGOが設立されました。
殺人事件の遺族はもちろん、テロの犠牲者、超法規的な殺害や失踪、死刑により家族を失った人などが集まり、それぞれの「人権」の尊重を訴えています。
このMVFHRは、米国で父親を殺害されたレニー・クッシングさんが、日本で弟を殺害された原田正治さんと出会ったことをひとつのきっかけに生まれたものです。

そして2007年6月、今度は日本で原田正治さんが、MVFHRの理念に共鳴し、「被害者と加害者との出会いを考える会」を発足させました。
Ooeanという名前は海洋からさまざまな生命が生みだされてきたことから、多様なアイディアが生まれることを期待して命名されました。
OceanはMVFHRの米国外初のアフィリエイト団体でもあります。

Oceanは何をするの?

●被害者と加害者との間の距離を縮めるにはどうしたらよいかについて、犯罪被害者やその家族のみならず、加害者やその家族、そしてこの問題に関心のある人ぴとと共に考えます。
●被害者遺族が本当に癒されるために、加害者はどのような償いをするのが望ましいのか、などの問題について、専門家の意見を聞きながら、会員間での意見交換、交流会や講演会の開催などを行ないます。
●こうした活動のために、メールやファックスによるニュースの発行も行います。

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奈良少年刑務所参観 Ⅰ

2009年7月29日にアムネスティ・インターナショナル日本・国内人権ネットワークのメンバー11人により奈良少年刑務所を参観しました。

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奈良少年刑務所は、犯罪傾向の進んでいない(つまり初犯)懲役受刑者のうち20歳未満の少年(「JA」と呼びます)と20歳から26歳未満の受刑者(「YA」という呼びます)を主として収容しています。
ただし職業訓練や改善指導の関係でそれ以上の年齢の受刑者もおり、また未決囚の拘置区もあります。
年齢構成を聞くと6月末現在で受刑者数706名のうち20歳未満の少年は10名とのことでした。
少年刑務所との名称ですが、実際は少年ではなく若年者の刑務所と考えたほうがいいでしょう。

なお、よく間違われるのに少年院というのがありますが、こちらは家庭裁判所で保護処分とされた少年が入る施設で、少年刑務所は刑事裁判で懲役刑が科せられた者が収容される施設です。

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奈良少年刑務所参観 Ⅱ

2009年7月29日にアムネスティ・インターナショナル日本・国内人権ネットワークのメンバー11人により奈良少年刑務所を参観しました。

ジャズピアニスト山下洋輔さんの祖父山下啓次郎氏の設計によるレンガ作りの正門外壁がある建物は、大変美しいです。
明治41年に建てられた施設で同時期に建てられた監獄(現在の名称は「刑務所」)で現在残っているのはここだけとの事でした。

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庶務課長さんから説明を伺ったあと施設を参観しました。
奈良少年刑務所は、今はあまり見られなくなった、舎房が放射線状に配置されるミシェル・フーコーのいうところのパノプティコン(全展望監視システム)という構造になっていることで有名です。この配置によると監視する刑務官から全ての舎房が一望のもとに見渡すことができるのです。
舎房の各部屋のドアが分厚い木製でできていたのには驚きました。
ふと「牢獄」という言葉が頭に浮かびます。
歴史的建築物としての価値があるとしても現在の矯正教育の点からはスチールドアのような近代的な施設に変えた方が良いのではとも思います。

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