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「森岡正博さん講演会を聞いて」(小谷)

2009年10月3日ドーンセンター4階大会議室でおこなわれた死刑廃止ネットワークセンター大阪主催の森岡正博さんの講演会「33個めの石~死刑、そして生命の価値について~」に参加しました。

森岡さんは自らを「悩みの多い死刑反対論者」と定義されていて、もしも家族が殺されたら加害者をブスブス殺してやりたいと思いながら、死刑を廃止しないといけない、死刑に反対しないといけないと考えていますと述べられました。
まず臓器移植法案の改正のときに、脳死の際の臓器移植には本人の意思が必要と考えて運動していたときの体験をいろいろ話されたのは興味深かったです。
哲学・生命学・科学論を研究されている森岡さんのお話は刺激が多かったのですが難しくあちこちに飛びました。
悩みの多い死刑反対論者として、質疑応答の時間の質問に対しては「今のところ明確に回答できません」ということが多かったのが誠実だったと思います。

最後はバージニア工科大学で32人を殺して加害者も自殺した事件を紹介され、大学キャンパスに被害者追悼の32個の石が置かれたさいに、誰かが33個目の石(加害者も被害者であり追悼しようという意思に思われる)を置いた。話題になりすぐに取り除かれたが、後の調査で石をおいた人物は加害者の遺族ではなかったし、石を取り除いた人物も被害者の遺族でないことがわかった。
この加害者遺族でも被害者遺族でもない人々が石を置いたり取り除いたりする「揺らぎ」が死刑の廃止にとっても重要でヒントになるのではないかと語られたのが印象に残りました。

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