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2010年6月

「アムネスティ・インターナショナル日本 中部地区交流会」に参加(小谷)

2010年6月26日(土)
名古屋伏見プラザの第一研修室

第一部講演会「パキスタンにおける『アハマディア』への弾圧・迫害」講師バット・ ナセルさん
アハマディアとは、1989年にインドのカディアンという村でハズラド・ミルザ・グラーム・アハマド師により創始されたイスラム教の運動です。http://www.alislam.org/japan/Introduction.html
今年5月28日、パキスタン第二の都市ラホールで、イスラム過激派がアハマディアのモスクを攻撃し、80人が死亡し70人以上がけがをした事件があった話や、アハマディアへの弾圧・迫害が現在も続いている話をされました。
「アハマディア」についてまったく知らない私にはわかりにくいところもありましたが、勉強になり、講演会に参加して良かったと思いました。出席者は約40人でした。

第二部交流会 個人会員のかたも含めて10人参加。わやグループ・御器所グループ・静岡グループの活動報告等がありました。奈良から突然に参加させていただきありがとうございました。

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人権のための殺人被害者遺族の会(米国MVFHR)全国講演会日程

2010年2月12日に奈良グループとOcean共催で、「裁判員制度は何を変えたか?」をひらきました。そのとき、Oceanが「人権のためのアメリカ合衆国の殺人被害者遺族の会」を招いてひらくこの講演会のことをおっしゃっていました。詳しい日程は続きを読むへ。奈良近辺では、神戸の講演会は28日、京都は、29日です。

米国・犯罪報道被害者遺族から学ぶ 日米の犯罪被害者遺族と死刑
日時:2010年6月29日(火)正午~午後8時
場所:同志社大学今出川校地・寒梅館ハーディーホール

アクセス:京都市市営地下鉄烏丸線今出川駅下車徒歩1分
愛する肉親を失った「米国・人権のための殺人事件被害者遺族の会」の人々は、どのようにいのちと向き合い生きてきたのか。その置かれた実情や多様な心情、時間とともに変わるもの、変わらないものは何か。元死刑囚・免田栄さんや東海テレビ・斎藤潤一さんらを招き死刑について考える、三部構成のシンポジウムです。
第Ⅰ部 正午~
風間トシさん(米在住カメラマン)注①
講演「台湾の死刑制度」(スライド上映)
第Ⅱ部 午後2時~
「米被害者遺族の会」会員5名の報告 注②
第Ⅲ部 午後5時15分~
東海テレビ番組「罪と罰」上映&討論 注④
斎藤潤一・同局ディレクター
免田栄さん(元死刑囚、免田事件冤罪被害者)注③
事前連絡不要・無料

主催:6.29MVFHRシンポジウム実行委員会
連絡先:同志社大学社会学部メディア学科・浅野健一研究室

スピーカー・パネリスト(敬称略)
注①コーディネーター:トシ風間(在米写真家) 15歳で渡米。1996年から少年死刑囚の撮影を開始。以降、米国・台湾の少年死刑囚を撮影してきた経験をもとに、米国・日本・中国・台湾など各地で公演活動を行う。「人権のための殺人被害者遺族の会」理事。「Ocean・被害者と加害者の出会いを考える会」運営委員。

注②〔「米被害者遺族の会」来日メンバー〕
◆ ジーン・ビショップ:妹とその夫を殺害される。妹は殺害当時妊娠しており、お腹の胎児も殺される。ノースウェスタン大学教授、公設弁護人。
◆ レニー・クッシング: ニューハンプシャー州議会下院議員。父親を殺人で失う。「人権のための殺人被害者遺族の会」事務局長。
◆ ロバート・カーリー:10歳の息子を誘拐・性的虐待のうえ殺される。事件を機に死刑廃止州のマサチューセッツ州では死刑復活の動きが起こり、自身も死刑復活を求めて活動。しかし、後に考えを変え、死刑復活に反対の立場で証言するに至り、同州は死刑廃止を維持した。
◆ バド・ウェルチ:娘を連邦政府ビル爆破事件で殺される。犯人の父親と妹に会い、被害者遺族と加害者家族が出会うことの大切さを感じる。
◆ ロバート・ミーロポール: 6 歳のとき、両親(ローゼンバーグ夫妻)をスパイ容疑の疑いで処刑される。その後,孤児の為の基金の会「ローゼンバーグ基金」を設立。両親はえん罪の可能性が高いといわれる。弁護士。

注③免田栄(免田事件元死刑囚) 免田事件は死刑囚の再審無罪が初めて認められた冤罪事件。1948年末、熊本県人吉市で祈祷(きとう)師一家4人が殺傷される事件が起こり、別件で逮捕された同県免田町(現・あさぎり町)の免田栄さんが取り調べで犯行を「自白」。公判ではアリバイを主張して否認したが、51年に最高裁で死刑が確定。第6次再審請求で再審が決定し、83年に無罪判決が言い渡された。

注④東海テレビ・ドキュメンタリー番組「罪と罰」
犯罪被害者の遺族と死刑について取り上げた番組。3人の被害者遺族をドキュメントしている。娘を奪われた母、弟を失った兄。息子を殺された父。3人の被害者遺族の気持ちは、全く同じものではない。それぞれの思いに迫った番組である。

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映画『クロッシング』を見てきました(小谷)

遅くなりましたが6月13日(日)に心斎橋シネマートで映画「クロッシング」を見てきました。ゴールデンウイークに見に行ったら「2回先の回まで満員です」と張り紙があったので、たくさんの人が入っているのにほっとしながら、あきらめて帰りました。

映画は6月25日までシネマート心斎橋、6月12日から京都みなみ会館、6月26日から第七藝術劇場、7月24日からシネ・リーブル神戸で上映予定です。まだのかたはぜひ見ていただきたいと思います。
私ももう一回見に行くかDVD発売まで待つか迷っています。

映画の内容はこれから見に行く人のために詳しくは述べませんが北朝鮮に住む3人家族の愛を軸に、北朝鮮の脱北者の人達や強制収容所の問題が描かれています。暗くて重い映画だと思いがちですが、笑う場面あり美しい場面あり、ほほえましい場面あり、107分があっという間でした。私は6回泣き1回泣きかけました。脱北や強制収容所の話だけでなく、雨の中のサッカーの場面、自転車に乗る場面、最後のモンゴルロケと思われる場面、他にも印象に残る場面が多かったです。
脱北者の支援団体も決して美化されず等身大に描かれていたことにもリアルさを感じました。

映画『クロッシング』(2008年韓国作品)キム・テギュン監督
www.crossing-movie.jp「世界を揺るがす収容所国家【北朝鮮】脱北と引き裂かれた家族の衝撃」
アムネスティ・インターナショナル日本の藤田真理子理事長も「憂慮される北朝鮮の食料難と人権、この映画が、隣国に生きている一人ひとりの人間を考えるきっかけになることを願っています」というメッセージを寄せています。
私はアムネスティももっと積極的に北朝鮮の脱北者や強制収容所、拉致の問題に取り組むべきだと考えています。

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メールでアクション ガザ地区

12日の奈良グループ6月例会(夕6時から奈良県女性センター2F活動支援コーナー)でもはがき書きを予定しています。

アムネスティ日本支部HPで、ネタニヤフ首相宛「ウェッブアクション ガザ地区」がはじまりました。https://amnesty.or.jp/modules/bmsurvey/survey.php?name=webaction02_Gaza

過酷な封鎖や破壊の様子の一部は、今年1月アムネスティ国際事務局発表、写真あり地図あり、14ページの報告書にまとめられています。末尾には各イスラエル要人パレスチナ要人あての手紙例文と宛先もあります。

報告書「窒息させられている─イスラエルによる封鎖下のガザ地区」

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奈良少年院参観報告 (樋口)

参観施設:奈良少年院(奈良県奈良市秋篠町1122)  
参観日時:2010年6月3日(木)午後1:30~3:30
主催:アムネスティ国内人権ネットワーク

 奈良少年院に行ってまいりました。私が少年院に入らせていただいたのは浪花少年院(大阪府茨木市)の参観についで2回目です。国内人権ネットワークのみなさんのおかげで、少し立ち止まって考える機会をいただいたように思います。Ca1yllf9_2

この奈良少年院は、「近畿の家庭裁判所で初等・中等及び特別少年院送致決定を受けた男子少年に対して、各種の矯正教育を行う国の施設」(参観者用の説明パンフレット)とのことです。今回の参観は、最初に所長さんから施設の概要について説明を受け、その後2人の職員さんの案内により院内を拝見させていただき、最後にまた所長さんとの質疑応答というプログラムでした。

院生が家族と面会する部屋、溶接や窯業などの技術訓練の作業所、4人部屋と個室からなる寮、25メートルのプール、野球ができる広さのグラウンド、ジャガイモやトウモロコシやカボチャが栽培されている農場、などを回りました。

  所長さんの説明によれば、奈良少年院の定員は100名で6月3日現在85名が入所。職員数は46名。入所している少年の年齢構成は、16歳以上18歳未満の院生6名、18歳以上20歳未満50名、20歳以上28名(調査時の総数84名)。

現在の院生の少年院への入院回数については、初回が40名、2回目が34名、3回以上が9名、と聞きました。ここにいる院生の過半数が、少年院への入所を繰り返している事実は、人間の「更生」というものの困難さを垣間見させます。

この少年院の特徴は「犯罪傾向が進んでしまっている」(刑務所や拘置所の刑務官の方から良く聞くこの言葉に引っかかりを感じますがあえて用います)少年が多いことだといいます。所長さんは個別の具体的事件については触れませんでしたが、「被害者の命日には…」というような言葉は、人の命を奪う犯罪行為での入院のあることを暗示します。

見せていただいた寮の部屋には、机とベッドと小さな本棚があり、少し狭くはありますが、私が知っている学校の寮の部屋とほとんど変わりません。しかし決定的な点が違います。扉が拘置所や刑務所で良く見かけるあの鉄扉なのです。もちろん院生がこの扉を自由に自分で開け閉めすることは許されていません。さらに、4人部屋でも個室でもそれぞれの部屋の中にトイレがあります。つまり鉄の扉が閉められる時間帯はそこで用を足すということです。

どこにでもあるごく普通の学生寮の部屋、それとはあまりにも不釣り合いな刑務所の鉄扉とトイレ。この奇妙な組み合わせがこの少年院の特徴ということでしょうか。案内してくださった職員さんによれば、このような鉄扉をつけずに院生がかなり自由に出入りできる少年院もあるが、ここではそれはできないとのこと。この施設に収容された少年たちの抱える困難の重さを感じないではいられません。

 「ここに来る少年たちの7割は両親の離婚を体験しています」という所長さんの言葉には少なからぬ動揺を覚えました。私も一人親の家庭でしたし、死別にせよ生き別れにせよ一人親の家庭だった知り合いも、当然のことながら沢山います。しかし、一人親の家庭で育ったからといって、両親のいる家庭で育つのとそれほど大きな違いはないと感じてきました。辛いことなど誰にだってありますから。しかし所長さんは、少年犯罪の原因として「少年の居場所として家庭の崩壊」について繰り返し強調されたように思います。そして、その説明は聞いていてうなずかせるものがありました。 

全国に51箇所の少年院があり現在3900人ほどの院生がいると、質疑応答の中で所長さんが言われました。全国的に見ても少年院は定員より院生が少ないと聞きました。1951年ごろは、現在の数倍の少年たちが少年院に送致されたといいます。現在、刑務所はどこも過剰収容で大変だと聞きますが、少年院は定員割れだそうです。

「凶悪化する少年犯罪」だとか「増加の一途をたどる少年犯罪」というような言葉がメディア中で、何の統計的根拠もなく使われ、社会的不安が必要以上に醸成されているように思えます。きちっとした統計を見れば全くそんなことはないのは明らかです。奈良少年院で話をうかがっても、「悪化の一途」ではないことが分かりました。物事は落ち着いて見ないといけません。Caj1yw16

今回、貴重な機会を与えてくれた国内人権ネットワークのみなさんに感謝します。(アムネスティ死刑廃止ネットワークセンター大阪 樋口洋一)

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