« 12・5 「ビルマカフェ」・・・映画と講演の夕べ | トップページ | ビルマ・カフェに参加 »

映画『ピュア ビルマ難民キャンプの子どもたち』

ココラットさんが製作したビルマ難民キャンプの「ヤウンニーウー学校」の映画は、不思議な印象を与えるものでした。

冒頭の政治犯が収容されている刑務所の映像は、それだけで背筋が寒くなり、反政府デモの映像は、私たちをビルマの現実へと引き入れます。

一転して難民キャンプでの日常となり、わずかなものを売りに行く人や生活資材の不足を語る人々の淡々とした語り口、山間のごく自然な風景、そして地元の木材などで作られた学校での授業と生徒へのインタビューが続きます。

子供たちはいずれも、勉強が出来て嬉しい、ここでは自由に勉強が出来る、ここの先生は優しく教え方が上手、・・・などと語ります。よく勉強した生徒や模範となる生徒は表彰され、笑顔と誇りを持って喜びを表します。

映画の後で、ココラットさんのお話がありましたが、16,000人が収容されているキャンプに週1度だけ外部から医者が来るだけ、困窮の中でキャンプから出るすべがなく自殺する人もいる現実、それは間違いなく悲惨であり、キャンプの姿だと・・・、そして今回は少し違う角度からそのキャンプを映し出したいと。

そして、平和的にビルマの民主化を進めるために、皆さんに出来ることとして、現政権を利することになるビルマへの投資と観光は差し控えて欲しいとの訴え。

子供たちの話から逆に、困難な難民キャンプよりもある意味でひどい状況がビルマの中にあること、祖国を追われ逃れてきた人々はごく普通の人々であること、子供たちには、学ばなければならないのではなく、学びたいのだという自然の意欲が備わっていること、そしてそれがビルマの場合も未来につながっていることをメッセージとして受け取りました。また、そこで育ち学校を卒業してヤウンニーウー学校の先生になっている若い女性の“私には、まだ勉強が足りないのです”と静かに話す口調に、困難と希望の両方がこめられているように感じました。

当日は、この映画に続いて、困難を乗り越えて日本で難民認定を勝ち取ったマウンマウンさん、ダバンサイヘインさんのお話があり、もっと日本の難民制度を開き人権分野での国際貢献を目に見える形にしなければならないことが理解されたのではないかと思います。

今回の「ビルマ・カフェ」開催に当たり、小谷さんはじめ皆様のご協力に厚く感謝申し上げます。

                   AI大阪難民チーム 中村 彰

|

« 12・5 「ビルマカフェ」・・・映画と講演の夕べ | トップページ | ビルマ・カフェに参加 »

イベント」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

難民チーム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 12・5 「ビルマカフェ」・・・映画と講演の夕べ | トップページ | ビルマ・カフェに参加 »