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2011年5月

京都刑務所参観(2011年5月17日)断片記

 京都山科から宇治方面へ南下する外環状から、わずか数十メートル入ったところに、青緑色のなだらかな屋根と白壁のしょうしゃな建物があります。これが刑務所だとは名盤がなければ誰も気付かないでしょう。門を過ぎて受付の窓口の前に立ち、千数百人の受刑者はどこにいるのか、辺りを見回してもすぐにはわかりません。受付窓口から振り返ってみる少し離れたところにコンクリートの塀があるなと思っていると、誘導されてそちらへ向い、扉をくぐると工場敷地内というような、羊かん型の低層建物がいくつか配置され、それが刑務所本体なのでした。

Photo

 

京都刑務所では、“犯罪傾向の進んだ者”、つまり何回か入所経験がある受刑者が収容されていますが、施設の構造や受刑者の日課は、初犯を収容している滋賀刑務所となんら変わるところはないように見えました。

 入国者収容所の被収容者が言う“刑務所の方がましだった”とは、どんな所か、それが私の関心事でした。畳で、通常の5~6人収容の部屋、それに単独室と2人室がありますが、いずれも窓に鉄格子こそあれ、透明ガラスで開けることもできます。屋外グランドや講堂を備え、余暇時間にはスポーツやクラブ活動に使われています。朝6:30の起床から「作業」を経て「教化」、夜9時の就寝まで、完全に管理された日常は、スリガラスに覆われた密閉施設の中で、ただ収容され時間を過ごす入国者収容所とは対象をなすものでした。なお、「作業」には、習熟度などに応じた「作業報奨金」が支給され、1月で1万円程度になることもあるとのことです。

 印象深いのは、説明に当たる職員の皆さんが、構えずに話していると感じられたこと、それに加えて、数年前までその名も「監獄法」であった法律が改正されたことに時折触れながら、“釈放後の社会復帰”を説明の端々に入れていたことでした。想えば、この点が収容目的を見失ったかに見える入国者収容所との違いの源であったのかもしれません。

 今回も国内人権ネットワークの皆さんのお世話になり、ありがとうございました。

            アムネスティ日本・大阪難民チーム 中村 彰  

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次回例会は6月4日(土)

6月の例会は奈良グループメンバーの出席が少ないことが予想されるので、4月10日にNHKで放送された白熱教室で特集された「アムネスティ」の回を見て、ゆっくりと意見交換をおこないたいと思います。アムネスティの寺中元事務局長が出演されています。

■2011年6月4日(土)18時~19時半
■奈良県女性センター2階支援コーナー

問い合わせ 090・4279・7388 小谷

http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/next.html

白熱教室 国際基督教大学教養学部、毛利勝彦教授の「国際関係学」の講義

第2回 「NGO 生き残り策を考える」
2011年4月10日(日) NHK ETV 放映
題材
人権NGOアムネスティ・インターナショナルは、ノーベル平和賞受賞をはじめ、その取り組みは世界的な評価を受けていましたが、2001年大きな転機を迎えていました。
アムネスティ・インターナショナルの将来のためにふさわしいブランド・イメージをどう構築していくのか。アムネスティ・インターナショナルの苦悩を題材に、競争激化時代のNGOのあり方を議論していきます。

7月は例会をして8月は例年通り休会します。

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5・28 シンポジウム『緊急報告 布川事件再審判決 待ったなし!取調べの可視化』

5月24日に布川事件再審判決が言い渡されます。
これを受けて大阪弁護士会シンポジウムが行われますのでご紹介します。

● 緊急報告 布川事件再審判決 待ったなし!取調べの可視化
http://www.osakaben.or.jp/web/event/2011/110528.pdf

2011年5月28日(土)1:00pm~4:30pm
大阪弁護士会館2階ホールアクセス

プログラム
Part1  「布川再審判決報告」
       桜井庄司氏、杉山卓男氏、秋元理匿弁護士
Part2 「今、可視化はどうなっているのか」
       宮崎誠弁護士、江川紹子氏、小坂井久弁護士
Part3 「布川事件と可視化の現在・未来」
      森直也弁護士

入場無料
問い合わせ先:大阪弁護士会 06-6364-1227

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7.3学習会「神は、貧しく小さくされた者と共にー釜ヶ崎と福音」

お話、本田哲郎さん(神父 釜ケ崎ふるさとの家)
とき、2011年7月3日(日)pm1時半~4時半
場所、クレオ大阪中央研修室2(地下鉄谷町線四天王寺前夕陽ヶ丘駅1、2番出口から徒歩約3分)
資料代700円
主催 死刑廃止フォーラムinおおさか
連絡先 06-6681-1067

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6.12「オレの心は負けてない ~在日朝鮮人「慰安婦」宋神道のたたかい」上映会

主催:南大阪で上映を拡げる会
上映会日時:2011年6月12日(日) 14:00~16:30(開場13:30)
上映会会場:サンスクエア堺 B棟ホール (JR阪和線堺市駅下車改札右へ徒歩5分)
上映協力費:1,000円(大学生以下500円)
映画終了後、製作者 梁澄子さんのトークがあります

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/7486/

onefesで回ってきたお知らせです。従軍慰安婦チーム(戦時下における性暴力)主催ではありません。上記のHPがわかりやすかったので紹介します。

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6.5~13パネル展示『難民条約60周年 日本に保護を求める難民の状況と支援NGOの活動紹介』

今年(2011年)は国連での難民条約採択60周年、日本の難民条約加入30周年にあたります。
毎年6月20日は国連が決めた「世界難民の日」です。
この日の前後に世界中で難民に関するさまざまな取り組みが行われています。
難民条約60周年の年に「世界難民の日」にあわせて日本に保護を求める難民の状況と支援NGOの活動紹介のパネル展示をおこないます。
これを機会に難民制度についても考えます。
パネル展にお気軽にお立ち寄りください。

場所
財団法人 京都府国際センター/パネル展示コーナー
(近鉄「京都駅」・JR「京都駅」京都駅ビル9階・京都駅南北自由通路百貨店南エレベーター利用)
■日時
2011年6月5日(日)~6月13日(月)10時から18時(但し5日は12時から、13日は17時まで)
■共催
・アムネスティ・インターナショナル日本  大阪難民チーム
・RAFIQ
■参加費 無料
■問い合わせ
mail:refugee-osaka@amnesty.or.jp

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2011年大阪大学いちょう祭に、なんみんカフェで参加しました

去る5月2日、3日に大阪大学豊中キャンパスで開かれた大学祭、いちょう祭に大阪難民チームが館内企画の一つとして参加しました。
出店の目的は、次世代の日本、アジア、そして世界の発展を担う学生に世界で今も深刻な問題の一つである難民問題を理解していただき、相互援助・異文化共生を念頭に置いていただくことでした。
日本とは関係ないと思われがちな難民問題の実態を知っていただき、我々の活動に参加していただけたら私たちのみならず、現に日本で苦境にさらされている難民にとっても大きな喜び、手助けになると考え、出店を決めました。

この企画を思いついたのは、昨秋のある日、電車に乗っているときでした。
恒例行事として、難民問題セミナーというものを我々のチームでは行っているのですが、それはやはり座って、説明を1,2時間聞くという堅い形式のセミナーでした。
難民問題はただでさえ、暗く響く言葉なので、この先入観を取り除いた形でなにか企画をしたいと思っていました。
そこで思いついたのが、「なんみんカフェ」だったのです。
丁度、その時大阪大学の学校祭が数か月後に開催される予定だったので、なんみんカフェを出店してみてはどうか!?と思い立ったのです。
教室をカフェのように装飾し、飲み物と軽食を用意し、音楽を流し、難民の方手作りグッズ販売を行い、 そして実際に難民の方に来てもらいやさしい雰囲気の中で話ができたら良いなと思いました。
しかし、その時点で学校祭の出店締めきりがすでに終わってしまったため、昨秋は参加を断念するしかありませんでした。
それでも、私はこの企画を実現したいと思い、次の学校祭であるいちょう祭にかけたのです。

Cimg6674 当日は、難民認定されたビルマの難民お二方をお招きし、カフェに来て下さった方が彼らと直に話ができる空間を作りました。
学生から教師、社会人まで色々な方に来て頂けて、そして難民の方の話に耳を傾けて頂けて、企画者である私としては本当に嬉しいとしか言いようがありませんでした。
それぞれのテーブルで様々な議論がなされ、みなさん自身の胸に秘めた想いをぶつけあっていました。

今回のこの企画、来場者はそこまで多くはありませんでしたが、わざわざ来て下さった方たちには深い印象を与えられたのではないかと思います。
そしてその方たちが様々な方法を介して、自分の聴いたこと、感じたことを伝えて行ってくださるのを信じ、それを自分の原動力の一つとし、これからも尽力していきます。

大阪難民チーム M.L

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劉暁波さんの釈放の求めて/アースデイ奈良2011参加報告

■2011年4月24日(日)10時~16時
■奈良公園登大路園地
■アースデイ奈良2011実行委員会主催

今年もネパールのブータン難民を支援するAHURA JAPANと一緒に「アースデイ奈良2011」に出店しました。

アムネスティのカード、フェアトレード商品のチョコレートや紅茶が売ったり、「ならグループ通信」と京都のコチさんのコンサートのチラシと大阪難民チームのチラシをセットして配布しました。
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今年はアムネスティのブースの前に2010年ノーベル賞受賞の劉暁波さんのパネルを展示しました。「テレビでみたことある有名な人や」という人が多く、まだ獄中にいることを説明すると「釈放されたと思っていた」とショックを受けたかたが多いようでした。アムネスティの劉暁波さんのアクション(リーフレット+ハガキ)を説明して渡したら「実家が寺をしてるので持って帰って書いてもらうからハガキをたくさんください」等反応がよかったと思います。目を輝かせる人達をたくさん見た気がします。

グループ通信を配っていたら「アムネスティは必要だ」「ぼくもアムネスティの会員です。」と全く知らない人から声をかけていただいたり、ジュースの差し入れをいただいたり、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

また滋賀県のかたも奈良の友達に会いに来たついでにブースに寄っていただいたことも記憶に残っています。

今年のアースデイ奈良2011は分裂していたならコープ主催の「アースデイ2011inなら」と同時開催で店も人も多かったと思います。
風はきつかったのですが 天気が良くてよかったです。
終わってから映画をレイトショーで見に行こうと思っていたのですが疲れていたのか晩御飯を食べずにそのまま朝まで寝てしまいました。(小谷)

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Daily Yomiuri Online /The Daily Yomiuri 2011年4月22日付 DY Weekend

online のニュースは、日が経つと削除されるので、つぎの記事を記録しておきます。

Cellist sends positive messages to Japan
Hiroko Oikawa / Special to The Daily Yomiuri

http://www.yomiuri.co.jp/dy/features/arts/T110421005268.htm

Czech cellist Vladan Koci has performed in Japan once or twice a year since 1994. Over this 17-year-period, he has increasingly found it more spiritually rewarding to perform at hospices, orphanages and senior homes in Japan and around the world.
"I've met so many nice people who are supporting good things in the world, such as Amnesty International, organizations in Hiroshima and Nagasaki and people working for charity," Koci said in an interview for The Daily Yomiuri ahead of his Japan tour to mark Amnesty International's 50th anniversary.
Among his many experiences, including a short performance at the memorial park in Hiroshima, Koci, 47, remembers a moving encounter a few years ago with a woman dying at a hospital in Suwa, Nagano Prefecture.
"The doctors wouldn't allow her to come to the concert. Instead, they asked me to come to play in the room for her...I was playing only Bach's cello solo...The room was small, people were there, and the chair was low, so I was very uncomfortable. But the music was so strong," Koci recalled. Something--be it the music, the energy, or an act of God--directly affected the woman, he explained. "Then her doctors allowed her to go to the concert, because everybody had felt something special."
Koci learned the woman died peacefully three days later while listening to a CD recorded by him and his family.
A professor at the Prague Conservatory and international performer of solo and chamber music, Koci says he is increasingly choosing to involve himself in this kind of activity. "I believe music is something that connects us with the eternal world; it helps us understand life--especially when people are in a difficult situation. It's important to think about things that are bigger and higher than our world here...It's the most important thing you can do with music."
Koci also has played across the globe with the Prague Cello Family, an ensemble with his cellist wife, his son--also a cellist trained at the Juilliard School in New York and now studying physics and medicine at a U.S. university--and his daughter, a violin student at the Prague Conservatory.
The profits from Furusato: Prague Spring (2008), one of the group's three albums, have helped sick children in Chernobyl and Iraq through the Japan Chernobyl Fund, organized by Dr. Minoru Kamata, writer and honorary director at the Suwa Central Hospital.
Koci's passion for such charitable causes is deeply rooted in his appreciation for the people who supported him during his Soviet-era imprisonment. For eight months in 1988 and 1989--the last two years of the communist regime--Koci, already the principal cellist with the Prague Chamber Opera, was imprisoned by the Czechoslovakian government after he refused to join its military. In 1989, he was released during the Velvet Revolution.
"The time wasn't simple because we didn't know the change would come so soon...In such a situation, suddenly you can see who is your friend and who isn't any more," he recalled. At the time, his family received letters and material support from around the world, much of it from Amnesty members, Koci explained.
"After the change of the political system I decided to support these [charitable] activities...This world is getting smaller and smaller. What happens in other countries is important to us...We try to help each other," he said.
Koci's program on this tour includes his own composition, "Out of the depths I cry to you, LORD," inspired by Psalm 130. It was a piece he wrote after his release.
"I'm not a composer, but I felt I had to write the music...It is like a prayer from my heart to God," Koci said. "It was an interesting experience for me to see that God can use you to do anything."
The piece describes the inner struggle Koci went through during his imprisonment and his dialogue with his wife and son, he explained. The music is mostly dark, but there is some light, he said.
Koci admits many people have asked him why he was traveling to Japan at this time, but he said now is the best time to come, as he wishes to support positive causes.
"In a difficult time like this, we have to think we have a short time to live. We have to ask why we are here," Koci said.
"The main reason why we are here is to do our best to make this world better...Look for God and try to do the best for other people," he added. "Such a hard experience can help us understand [why we are here]. But we have to ask for and to take positive things."
Vladan Koci will perform with pianist Ena Ariyoshi on April 23 at 6:45 p.m. at Yokohama Minato Mirai Hall in Yokohama. Call Amnesty Kanagawa at (090)********; April 27 at 6:30 p.m. at Doshisha University Kanbai-kan Hardy Hall in Kyoto; April 30 at 3 p.m. at United Church of Christ in Japan
Toyonaka Church in Toyonaka, Osaka Prefecture. For Kyoto and Osaka concerts, call Amnesty International Osaka Office at (06)********(Apr. 22, 2011)

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