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2012年6月

西神戸グループの「~今こそ、取調べの可視化を!~」講演会参加報告

  2012年6月24日(日)あかし男女共同センター会議室3で開催されたアムネスティ西神戸グループ主催の『~今こそ、取り調べの可視化を!~』の講演会に参加した。参加者は約20人。

 まず『作られる自白 志布志事件の悲劇』というDVDを見た。実際に鹿児島であった冤罪事件を題材にして日本の代用監獄や長期勾留、自白偏重の問題をわかりやすく説明して取り調べの可視化の必要性について理解できるわかりやすい内容だった。
 赤松範夫弁護士は取り調べの可視化はニュートラルな制度で弁護士の間でも賛否両論あったが「冤罪がなくなるほうが大切だ」という結論でまとまったという話は印象に残った。また取り調べの可視化を導入したら犯罪が増えるという説には導入した国の統計にも根拠がないという話、台湾や韓国でも取り調べ可視化が導入されていることや取り調べに弁護士が立ち会いを認められている国は多いという話もわかりやすかった。
 質疑応答の時間もあり2人質問していた。私は「海外では囮捜査や司法取引、盗聴捜査が認められているが日本は認められていないという取り調べの可視化の反対意見にどう反論したらいいか」と質問しようと思っていたら質問時間がなくなってしまった。
 ひさしぶりに取り調べの可視化だけでなく代用監獄や長期勾留や自白偏重など日本の司法制度の問題をいろいろ考えた。(小谷)

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神戸拘置所参観報告-保護室(房)を見学しました-

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2012年6月13日(水)JR神戸駅に集合し市営バス「しあわせの村」行きに乗りました。
 アムネスティ国内人権ネット主催で参加者は8人でした。私は拘置所の参観は大阪・名古屋・京都に続いて4か所目になりました。

 まず会議室で所長の挨拶のあと、約15分の拘置所の説明のビデオを見ました。
 次に拘置所内の見学でした。未決の人達ではなく既決の人達(他の刑務所に移送待ちの人達、拘置所で炊事や洗濯などに従事する人達)の単独室・共同室を見ました。
 この日は部屋のなかにたくさん作業中の既決の人達もいました。移送待ちの人達が居室で作業をしているという説明でした。また拘置所内で作業をする既決の人達も土日に仕事の場合は平日交代で部屋で休んでいるそうです。
 次に図書室の製本や洗濯などの作業をする棟、書道や絵画などクラブ活動にも使われる食堂などを外から見たあと、未決・既決・移送待ちの3種類に別れた運動場を見ました。既決の人達の運動場は普通に広かったのですが、未決の運動場は個室になっていて各部屋狭くてひなたぼっこくらいしかできない印象でした。移送待ちの人達の運動場は中を見ていません。

 運動場の見学のあと「視察委員会に苦情・意見を書いた紙を入れる箱はどこにあるんですか?」と質問したら途中で食堂の奥に置いてある箱まで臨機応変に案内していただきました。食堂のなかで10人くらいの既決の人達がお茶を飲んでいました。
 次に連れていかれたのが3つ並んだ保護室(房)です。床と壁は自傷防止のため木で、トイレと手洗いは自殺予防のため床に埋め込まれていました。冷暖房は1部屋だけ着いているそうです。監視カメラは各部屋についているという話でした。今まで刑務所・拘置所・少年院を参観してきてはじめて保護室(房)を見学することができました。刑務所・拘置所・少年院の参観を継続してきてよかったと思いました。

 会議室に帰ってきてからあらかじめ提出していた質問書の回答が口頭であり、質疑応答の時間もありました。有給休暇の取得が平均4.4日ということで「なぜ有給休暇が取りにくいのですか、もう少し有給休暇が取りやすい職場にする必要があるのではないですか?」という質問をしました。参観が終了してから拘置所前で記念撮影をしたあと、バスでJR神戸まで戻り、マクドで交流会をおこないました。

 交流会は参観の感想、質問の回答の答え合わせ、次にどこの施設に参観したいかというようなことを話し合っています。
 私は「のんびりとしていて保護室なども見れたし人権的に大阪刑務所と京都刑務所の中間くらいの印象」、他の参加者は「未決の人達は単独室になっていて運動場も個室。他の未決や既決の人達と話をする機会がない。未決の共同室もある大阪拘置所よりかなり悪い」という感想で見方が別れました。最後に「次は加古川刑務所の参観でお会いしましょう」とお互いに言い合いながら帰りました。(小谷)

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また天国から地獄へ-名張ぶどう酒事件

以前、この事件に興味をもって、いろいろ調べたり、何回か現地を訪ねたりしたことがありました。
最近しばらく遠ざかっていましたが、今回の再審で、いままでの資料を読み直し、古いビデオをみました。
今回、再審が却下された後で、一日かけて、事件の現場を歩いてきました。

名張のとなりの「ききょうが丘」駅から歩いて、ぶどう酒を運んだトラックが出た旧農協前、ぶどう酒を買った酒店の前をとおり、
葛尾の村の入り口の県道添いに明治からつづいているという旅館があるのを見て、2時間ほどかかって村へつきました。
事件のあった公民館跡のゲートボール場、そして、そのとなりの墓地にお参りしました。
天気がよく、村は静かで、畑仕事をしている女性ひとりを見ただけでした。
墓地の入り口にあった奥西勝さんの家の墓がなくなっていて、そこには新しい墓が二つありました。
また、事件の重要な証人の一人である女性が4年前に亡くなっておられました。
帰りには、事件のあった日の折詰弁当をつくった、東田原の仕出し屋さんまで、休憩しながら2時間ほど歩きました。

この事件に興味を持ったのは、1審無罪、2審死刑という点と、その原因が村人の証言の変化(口裏合わせ)であり、
この村に、この国の社会の縮図を見るような気がしたからです。

この事件の被告人、奥西勝(T15.1.14生)さん有罪の重要な論点のひとつは、ぶどう酒と折詰弁当が何時に運ばれたかです。
そして、事件直後の証言を、3週間後に証人全員がひるがえし、それによって勝さんが有罪になるのです。
1審地裁は事件直後の証言を採用して無罪、2審高裁は3週間後の証言を採用して死刑となりました。

事件の経過は次のとおりです。
裁判所の判断は、「天国から地獄」へ揺れ動いています。
1961(S36)年3月28日 事件発生
1964(S39)年12月23日1審無罪判決
1969(S44)年9月10日 2審死刑判決
1972(S47)年6月15日 最高裁上告棄却、死刑確定
2005(H17)年4月5日  名古屋高裁、再審開始・死刑執行停止決定
2012 (H24)年5月25日 名古屋高裁、再審開始取消

2006年ごろに中京テレビが制作した動画が見れます。

http://www.youtube.com/watch?v=16nVNVJhOPg

村人の発言が印象的です。
これを見て、「もし自分が村人だったら、どうしているのだろうか?そして、その原因は何だろうか」と考えました。

 T.K生

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大阪入国管理局参観報告

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8日にアムネスティ国内人権ネットワークによる大阪入国管理局参観に参加しました。参加者は15名。入管前に集合し、リーダーのTさんから注意事項を聞き、皆で自己紹介をした後、そろって入口から入ろうとするとなぜか警備員に制止されました。

誰でも自由に入れる筈なのに?「一体、どういうことですか?」と抗議するTさん。個人は良いが団体は管理部局に確認するまで待てという警備員。押し問答をしていると入管から担当の方が来て「どうもどうも、お待ちしていました。」スンナリ入れました。

私たちが怪しい人間に見えるというのでしょうか?!残念ながら見えます!!

外で集合せずにバラバラに入ってから中で集合すればよかったかな?

まずは、施設の見学。診療室と面会室と運動場を案内して貰いました。居室は参観できないとのこと。診療室は、週2回医師が来るそうでこの日は医師がきていて中はみられずドアの外から。レントゲン室、診療室、処置室等の表示があります。面会室は、一般用5室と弁護士用1室、領事用1室。こちらは使用していない部屋を見せてもらいました。領事用は、面会者との仕切りはなし。一般用と弁護士用は、アクリル板で仕切られています。よくドラマで見る刑務所の面会室と同じです。一般用も弁護士用も同じつくりですが弁護士用の方が倍以上の広さです。どうして?一般は、場合によっては大勢が面会することもあるでしょうが弁護士はたいてい一人ではないかと思うのですが、なぜ弁護士用の方が広いのでしょうか?理由を聞きましたが答えはありませんでした。

運動場は、建物の最上階で金網に囲まれています。あまり広くはありません。外の景色もほとんど見えません。

見学が終わると会議室で大阪入管の現状等についてあらかじめ提出しておいた質問事項に回答を貰い、更に口頭で質問に答えてもらいました。今回見せてもらえなった居室について部屋から外が見えるのかという質問には見えるようになっているとの回答でしたが、どの程度見えるのかは正直わかりません。空いてる居室もある筈なので見せて貰いたかったです。

施設は、新しく清潔でしたが全般に狭隘に感じました。犯罪を起こした訳でもないのに閉じ込められているという印象が拭えません。

職員の方には、予定をしていた時間を超えて丁寧に質問に答えていただきありがとうございました。

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7月例会は7月7日(土)18時から奈良県女性センター2階支援コーナーです。

6月の例会は
高の原フリーマーケットでのバザーの報告、
武器貿易条約(ATT)キャンペーンのハガキ書きと、
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オンラインアクション

日本支部とパートナー契約を結んだオーストラリア支部の取り組みについて学習しました。

オーストラリア支部の理事のケイト・クーパーさんの「日本支部のみなさんへ」の冊子とオーストラリア支部の「グループ活性化のためのキッド」を読み合わせ、意見交換しました。
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目標の設定や評価などオーストラリア支部の方法は奈良グループにはなじまないだろう、奈良グループは今まで通り細く長くやっていきましょうという意見になりました。

うれしかったのは例会を2回目の見学をされた人が奈良グループに加入し、グループ会員が一名増えました。

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アムネスティレポート2012年英語版が出ました

Amnesty International Report 2012: The State of the World's Human Rights
国際事務局ホームページで全文が閲覧できます http://www.amnesty.org/en/annual-report/2012

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6・30世界難民の日 関西集会2012

~難民条約加入30年を越えて、人道的な難民保護制度の早急な確立を!~

世界難民の日 関西集会’12のご案内と賛同のお願い

日時:2012年6月30日(土)12時半~4時半(12時開場)

場所:大阪市立住まい情報センター 3Fホール
アクセス
大阪市北区天神橋6丁目4-20   
TEL. 06-6242-1160
地下鉄「天神橋六丁目」駅下車3号出口連絡、
JR環状線「天満」駅北徒歩7分   
 
資料代:1000円 学生 500円

内容:
基調講演 「韓国・難民法の成果と課題」 
韓国ソウル弁護士会 キム・ジョン・チョル弁護士 

パネルディスカッション「韓国・難民新法と日本」
韓国ソウル弁護士会 キム・ジョン・チョル弁護士
UNHCR駐日事務所法務アソシエイト 金児 真依氏
全国難民弁護団連絡会議 空野佳弘弁護士

在日難民リレートークなど
難民ブース 写真展 など

 主催:2012世界難民の日・関西実行委員会
 後援:公益社団法人アムネスティインターナショナル・日本
 協力:全国難民弁護団連絡会議

事務局(お問い合わせ):RAFIQ(在日難民との共生ネットワーク)
     〒569-0078 大阪府高槻市大手町6-24
      MAIL rafiqtomodati@yahoo.co.jp
      FAX 072-684-0231

 最新情報は http://rafiq.jp/で!
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